辛~多分死ぬラン~
ツール・ド・沖縄が終わってからオフ宣言をしていましたが、体調をしっかり回復させたかったのと、目標決めや練習方法調べをする期間に当てた。
ある程度目処がたったので、乗りたい気持ちを抑えきれず、どうせならロングライドでヘビーなライドに挑戦することに。
参加者を募ったところ、友人3人で行くことになりました。
【ルート】
武蔵五日市~柳沢峠~大菩薩嶺~大月~武蔵五日市
194km 4800m up
元々沖縄の練習用に設定されたコース。壮絶なアップ数と距離で自らを絶望に追い込む。
その先に見えるのは・・・!!(深い意味はない)
【装備】
ウェアは3℃に耐えられる仕様
上:帽子、長袖アンダーウェア、半袖レージャー、アームウォーマー、長袖ジャージ
下:ヒートテック、アームウォーマー、ハイソックス、ビブショーツ
上は長袖ジャージが裏起毛で外側がウインドブレーカーのようになっているので、暖かかった。
しかし、この時期もう一枚中に欲しかった感は否めない。
チャリはいつも通り。
ハンドル周りにはキューシートとウエストポーチを括りつけました。
フロントホイールを78デュラに変更したが、これが仇となった。
それではランのスタートです。
【自走】
12時就寝、3時起床、4時30分出発
家から武蔵五日市駅まで
ほぼ平地で最後だけアップする。
ゆっくり進んで体を冷やさないようにする。
7:15 武蔵五日市駅に集合し、スタートしました。
【スタート~鶴峠】
序盤はハイスピードで進み、ついていけるかなぁと若干不安を覚えました(;´・ω・)
一個目の上りでは早々にちぎれましたが、帰りの自走も考えるとセーブせざるを得なかったです。
続いて3つ目までののぼりを終えたところで、全員疲れが出始めて早速お通夜状態。
残り距離と時間と行程を確認するも、柳沢と大菩薩のラスボス感に絶望していました。
そう、柳沢峠は16km 900up、大菩薩嶺は10km 700upを続けざまにこなさなければ、輪行どころか補給さえない。
そのせいかボケもキレがない。
結論
「余裕ない」
唯一盛り上がったのが、サンシャイン池崎のイエーイとジャスティス!!となんでもない、オッケーイ!!
サンシャイン池崎 あるあるネタ
峠に来るともうネジがバンバン外れていく。
【柳沢峠】
我慢比べスタート
とにかくオーバーペースにならないように走る
8.5km/hくらいで走る💨
とにかく足を止めずに。
終わらない
途中でなぜか10%を越えることがあるので、ダンシングで粘る
終わらない
終盤5kmはひたすらワインディングロードで登りらしい道になる
雪がまだ残っていた
まだ終わらない
まだおわらない
マダオワラナイ
マダオワラ
マダオ
・・・チーン
着いた。
風強すぎて体温は下がる一方で、山頂でパシャりしてすぐに下る。
山頂では富士山がきれいに見えた。
道が広くカーブもまぁまぁ曲がりやすいので攻めに攻めて満足
【大菩薩嶺】
下りきる手前で左折し、そこには極楽浄土では無く壁がそそり立っていた。
15%前後がしばらく続き、あとは7%程度で7kn/hで進む。
九十九折り祭り
さっき降りてきた橋が見えた時は、どうしてここにいるのか分からなかった。
ちなみにここまできて92kmで行程の半分も来てません笑
いつ着くんだよ?っていうよりも、無情になっていった、少し悟りに近づいたかな。
そんなこんなで追い込まれっぱなし。
久々に自然に攻められてる。たまらない。
またしても富士山が大接近してくる。
下りの景色は最高だが、温度は無慈悲に下がる。
こがなきゃやってらんない。
20号までたっぷり下りまくる。
【悲劇】
下り快走中にまさかのパンク。
ここから予想外の展開が起きた。
①チューブ交換したが、空気が入らない
②調べるとチューブが穴だらけ
③元のチューブをパッチで直す
どうやら原因がリムテープの劣化だったので、今後も起きてしまう可能性が出てきてしまった。
結局30分ほどかかりタイムロスしてしまった。
130km地点である、初雁駅近くのコンビニで残りどう進むか検討し、走り始める
寒さ、疲労、時間どれも限界まで追い込まれ絶望感が漂っていた。
そこで一声、「しょうがない進もう!」と言い、勇気を振り絞って進み始めた。
と、その時。
俺「パンクしました!」
もうね、心折れました。
チューブの予備はなく、残り距離100kmを進むのは困難だと判断し、輪行して帰ることになりました。
二人ともすみませんでしたorz
そして、輪行袋を持たずに来てしまった私は超応急処置として、ゴミ袋輪行で大変申し訳ない姿で帰った。
はやめブラストギアというロードバイクマッドマックス漫画に出てくる、ルーザーズバッグ(輪行袋)の気分を味わってしまった。
今後のランには輪行袋をちゃんと携帯しようと思った(;'∀')
最寄り駅についた時には雨が土砂降りなのを見た時には、自走で帰らなくて本当に良かったと思う。
長距離ライドには様々なトラブルがつきもので、まだまだちゃんと調整や対処法を考えていないといけないなぁと思った。
山では踏み負けていると感じたので、筋力のアップを図らないといけないと考えられただけでも、収穫だと思う。
二人には申し訳ないことをしてしまったけれど、こういう大変なランを乗り越えるっていうのは不思議な団結感や高揚感は他では味わえない。
だからこそ、いろんなランをやっていきたいと思う。
最後までご愛読ありがとうございました。