「最近、乗ってる?」

自転車クソブログ

The PEAKS ROUND7奥多摩(ド変態増し)~参戦レポート~

スタートの時点で結果は分かっていたかもしれない。


結果はDNFだが、191km6200mupは12時間50分で達成した。




【受付&スタートまで】
4:00に会場入りして、自転車を組み立てる。


しかしここで問題発生


「「「「「「タイヤが入らない」」」」」


ブレーキシューがずれていてタイヤに干渉している。
六角レンチで直そうとするが、カンチブレーキは位置調整ボルトがナット締めだったため、かなり手こずってしまった。


そうこうしているうちに時間が過ぎ、朝ごはんを食べる時間もなくスタートの時間となってしまった。



【スタート~今川峠】
5:10 最後尾でスタート



しかも最後尾列の前の人がミスコース。
すぐに気がついて停止してコース復帰。なんだかなぁ。


今川峠はなんなくクリア、登りながら食べそこなった分の補給食を食べた。


【柳沢峠】
柳沢峠に入り淡々と進む。心拍は170前後で一番維持できるペースだった。
ミスコースしたとはいえ全然前の人が見えず、さすがに速いなぁと思った。


気温14度と思いのほか冷えて体力が持っていかれていることに気付き、ウィンドブレーカーを着て走る。


朝からの失敗や焦り空腹感(?)からか途中で一度精神崩壊。
笑いが止まらなかった。マジキチファンタジー☆


柳沢の頂上付近でやっと人を見つける。すれ違いざまに励まし合う。
これがピークスのいいところだ。


【上日川峠~ST1】
今川、柳沢、上日川は順調に足が回っていた。


上日川峠の半ばあたりで通常スタート先頭のジュリアンさんに追いつかれた。ここでは談笑しながらいいペースで登り切れた。


上日川のくだりも2人でいいペースで下れた。


【ST1~笹子峠~ST1】
ここで彼とはお別れして自分は笹子峠の往復に入った。笹子峠入り口の時点でど変態の大集団に入ることができた。
今思えば彼らがギリギリ完走できるラインだった。


往復ビンタも話しながらのぼれたので、負荷はあるけど走れなくは無かった。



そしてST1に到着し異変に気付く。
運動強度が高いせいか、固形物が全然お腹に入らなかった。
あさのトラブルで朝食をとれず、なんとか羊羹とジェルでごまかしていたが、胃がものを受け付けず何も食えない…


時間も惜しいので10分休んでスタート。ここから上日川、柳沢の登り返し。


【ST1~上日川峠】
初めは頑張りすぎないで斜度の緩やかなところでパワーを落とさず走る。


しかし緩やかなところでもスピードが上がらない。
徐々に足が上がらなくなっていた。足を止める時が多くなっていた。


ここから口癖が「つらい、きつい」になる。
これがピークスだぜぇ…


上日川の頂上でやっとおにぎりを一つ食べてファンタも呑んで下る。
ここで15分休んでいた。


【柳沢峠】
柳沢も死
9kmを55分。若干遅いが仕方ない。



ここでさらに体に異変ががが
手足のしびれや震えが止まらず。
カレーをいただいたのだが、全く手をつけることが出来ず完全に放心状態。
なんとかせねばとジェルを飲もうとするがそれも入らない。
暖かいお茶を飲みながらなんとか食べきった。
それでもせいぜい200kcalくらい。


「風が語りかけます…つらい…つらすぎる…」



そんな時、向かいの席で登りの途中でサイスポのスタッフさんと女性サイクリストの方々やってきた。
その時に女性が「絶対完走する!」っていうのを何回も聞いて、自分の諦めかけていた心に火がついた。


自分、男なんで負けてられません!


完全回復したとはいえないが、走り出せる程度までは来ていたので出発を決心した。
ありがとう!ナイスヒップでした!日焼けが心配です笑


柳沢のくだりはイージーなので快速運転で下った。


【今川~CP1スタート地点】
今川の登りで4.4kmと短いながらもここは踏んだ。


前回のピークスでチェーンを切れて立ち往生した場所もクリアし、無事に通過。


獄~THE PEAKS Round4 奥多摩~ - 「最近、乗ってる?」


25分でクリアできたためラッキーだった


スタート地点に戻り五分休憩した。


その時にど変態増しのトップが帰ってきたw早スギィ


多分2時間差くらいあったんじゃないかな?


このままではいかんということで15:06に出る


【松姫峠】
松姫峠は6.5kmなのでダッシュで登る。
辛くもチェックポイントに、クローズ15分前の16:55に到着し即下る。
次のチェックポイントはまで55分しかないのでダッシュで💨


多分ここのダウンヒルでかなり攻めたので、最後に間に合ったのかもしれない。
ありがとうIRC formula light
コーナーの粘りが安心感を生みとてもよく下れました。



【鶴峠~びりゅう館】
鶴峠入り口で下るのがもう嫌で仕方がなかった…


ここに初めて行ったので足も上がらないわ、きついわでこれがピークスなんだと悟る。


関門5分前の16:45に到着したが、17:30のゴールには間に合わない。



【びりゅう館~ゴール】
7kmの上りと鶴峠から最後の登り口までトータル12kmを45分間で走り切る…


もうその脚はなかった。


ちょうど鶴峠の頂上で17:30を迎えた。
悲しむ感情もなく、ただ残りの最後の上りのことが気がかりだった。


でも、走り切るしかない。


ちょうど同じ状況の参加者がいたので、二人で励ましあいながら登る。
脚をつっていたり、頭がぼーっとする状態で走ってる二人はまさにピークスの生ける屍、ゾンビだった。


どう頑張っても4~5km/hしかでない。


とりあえず温泉に入りたいがためにゴールを目指した。



【ゴール】
ゴール!!!! DNFだが191km 6200mupは完走した。もっとも長くピークスを楽しんだ(?)のは自分だろう。


まさかの18:00でもうすでに撤収が始まっていたwwww


なんとも寂しい幕引きである。


今回は参加者が少ないと聞いていたし、ド変態もおそらく自分が最後尾であることが分かっていた。


兵どもが夢の跡、もう少しで一句読めそうなほど感傷的になった。
もの寂しさみたいなものが頭をよぎった。


しかし刹那、「おれは風呂に入りたい」




【ゴール後】
参加者には小菅の湯の無料券が付いている。


しかし受付が18:30までなので、速攻で風呂にありつく。
湯舟に入っても放心状態で思考がまとまらず、長湯せずに出た。


青梅のあたりで幸楽苑のネギラーメンと餃子ライスセットがバチバチに美味かった。
思えばこの日、まともな食事をとったのはこれだけだった。


ともかくピークスは完走、一週間前のモチベーションとは比べ物にならないくらいのナイスファイトだった。


つら楽しい?おまえは本当の地獄を見たことがない…



【後日談】
不調の原因はハンガーノック


手足のしびれ倦怠感、吐き気、頭がふらつく、のどが渇く、脚が重い、パワーが出せない。幻覚でポールやガードレールが人や動物に見えた。


これらの症状は低血糖時に見られる症状で、ハンガーノックに起因する。


実際、その最中に陥ったらご飯食べられない。
大きな休憩をとり、走行を中断せざるをえない。


時間のないピークスでは自分は柳沢で大休憩を取ってなんとかなったが、それがあだとなり間に合わなかった。



これからは暑くなりイベントも盛りだくさんで、舞い上がって補給を忘れがちになるが、この記事を読んだ人はそうならないように気をつけましょう。



最後までご覧くださりありがとうございました。

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