休職中小話①幸せとお金
ただの苦労話
休職中にお金があんまりなくて、収入が途絶え貯金を切り崩す生活をしていた。
その時にふと考えたことがあった。
どうしようもなくお金を使わない生活をしようと何日か家に引きこもって、金がないことをうーんってなって過ごしていた。
その時は自然と不幸だと自分で思い込んでいた。お金がないからあれができない、これが買えないと。
その結果、自分の満足が満たされない=不幸の図式に当てはまっていた。
それも数日のうちに転機が訪れる。
なんにもないことの意味をふと考えた。
今のお休みで得たこと、心が軽くなったことや考え方を変えることができたこと。
働いていてお金があったとしても、今の健康状態じゃなかったらそれもまた不幸なのではないかと。
だから今ある状況に感謝しつつ、少しだけプラスになった心に、今日まで生きてこれた自分の身体にありがとうの気持ちをもった瞬間になぜだか幸せな気分になった。
経済状況、休職中であること、復帰する見込みはあるかもといった状況は何一つとして変わっていない。
不幸か幸せかと感じるかは心も持ちようなのだと実感した。
それからお金についての勉強や価値観について本を読んだり、自分がどう感じるのか、それはズレてるのかどうなんか。
一つ一つのことに気づく、知識を理解し活用、自分のものにすることに充実感を得た。
最終的にはお金はある程度必要だが、使いどころで使わないこともまた損であるという考えに至った。
貯金額のある安心感とお金を使って得る愉悦感は生きていくのに必要なことなのだ。
お金欲しい…