かとせんの「最近、乗ってる?」

Fucking japanese cyclist activity

どうも、かとせんです。
この世界を自転車を通して楽しんでます。
ロード、マウンテン、シクロ、時々キャンプ

富士山一周~210km 6300m upのライド~

人生初の山での敗北、そして…



時間的には昨日だが2018/5/26(土)に富士山一周ライドをthe peaksの時に知り合ったメンバーで走った。


このようなルートで


上りの順番としては
あざみ→スバルライン→滝沢林道→林道富士線→軽水線→富士スカイライン


以上を4:30にスタートし23:30にフィニッシュした。
250km 7000mupの予定だったが、最後の富士スカイラインで体調が悪くなり、同行して下さっていたサポートカーに回収してもらった。


時間を追って心境とか反省など垂れ流します。



レッツゴー


①あざみ
道の駅すばしりを4:30スタートした。
この時点での気温は14度程度で長袖スキンスーツでは少し肌寒かったが、すぐに上り始めたので着なかった。

すぐ裏手からあざみラインが始まり、富士山の5合目まで行く道の中で最も勾配のきつい道だ。


走り始めは足が回らなかったし、140w程度で進めたのでまぁまぁかなと思い踏み過ぎずクリア。


勾配のきつくなる箇所は2か所なので、そこの合わせて休むことを心掛けた。

まだ今のところは大丈夫。
下ってスバルラインを目指す。


②スバルライン
陽が射さず曇りだったので体力の消耗を抑えることが出来た。

しかし、シルバーペースの人の後ろに半分ほどついていったのが間違い。
でもついていけなくないから行ってしまった。まぁ楽しかったし、休めば回復すると思っていた。

4合目で後続をまち、山頂付近ではペースが上がる。ここまでは通過儀礼的な感じ。
しかし、5合目まで行くコース2/3が終わったのに、アップ数は2500mであり半分の3500mにすら達していない。


ここでみんなの精神が崩れ始める。


③滝沢林道
スバルラインを下り、東へ移動し突き当りにあるうどん屋を左にまがると滝沢林道に入り、上りは11kmで800upとなかなか。

道幅は広く走りやすかったが、この先の金運が上がる神社に人がそれなりに行くので、まぁまぁ車が往来する。

今回のライドはサポートカーで支援して下さった方がいて、適宜補給や荷物を載せてくださった。
水や食料など準備して下さり本当にありがたかった。
これがなかったら完走できていない。本当にありがとうございました。
この場を借りて感謝申し上げます。

富士山の近くを走っているはずなのに、木々に遮られ全く山が見えないという不思議な現象に戸惑いつつもクリア。

終点はゲートがしてあるのでそこまで。
ここでもややガスっぽい所を通ったので、雲の中に入ったことに気付いた。
標高1800mはさすがに寒く、体に堪えた。

③林道富士線
その後軽快に下り、うどん屋を通り過ぎると少し悪路になり、右へ曲がると急にきれいな道が出てくる。
これが林道富士線だ。

これも1800mまで上がり、また800アップする。
こちらは景色がきれいで、最初はアップダウンするがその後に本格的な登りとなる。
非常に眺めが良いはずだが、この日は曇っていてなんにも見えなかった。

山梨県の林道情報をまとめてあるものがあるらしく、それにいろいろ載っているらしい。
きれいで走りやすい道が多いのも山梨の特徴だそうだ。


ここを下ると実はふじてんの入り口まで出てくる。
何度も通っていたところがつながると、なんだかうれしい気持ちになる。
まだ3000m残っているが…


④白糸の滝まで
さて、この先からはゆるキャンゾーン
県道71号で本栖湖を見下ろす展望台まで上がり、軽快なダウンヒルで白糸の滝まで下った。
県道180から最後の超級山岳である富士山スカイラインの上りに差し掛かる。
一気に2000m標高を稼ぐ。


⑤富士山スカイライン
入り口には25km先頂上の標識が見えたが、この時点で時刻は6時。
こんな時間に上るもんじゃないw


んで、ここからがもう精神力でしか上らなかった。
結果から言うとここで上り切れず、未完走いわゆるDNFなのだが精神的に成長できた良い機会だったと今でも実感している。



上り始めて5km位でだれて24時を回る恐れがあったので、それを防ぐため全体のペースアップと気分転換を図り、アタックをかけた。
目論見通り、みんなが集中して追いついてきたので補給ポイントで休憩の予定だったが、そのまま先に行くことに。



ここまではなんとか来れたし、脚も回っていたがここからどんどん体調が悪くなっていった。



10km/h前後で走ること自体はできるのだが、真っ暗で街灯もない中一人で走っているうちに、どんどんメンタルが弱くなっていった。


そんな時にチャリ部を思い出す。
誰かが遅れれば必ず最後尾について一緒に走る。そんな存在がもし今の状況にあればなんと心強いことだろうか。
ケツ持ちする方だったが、そのありがたさを身に染みて感じた。



この道は街灯がなく、開けているので前後左右に自分以外がいなくて木がガサゴソいている状況でよく一人で走ったとおもう。


正直この先の旧料金所でリタイヤしようと思っていた。


ついていけない自分が情けないと思ったし、一番遅くになってしまう迷惑をかけるとか。
体の調子が悪くなっているとか、悪い要素や出来ないことばかり考えるようになっていた。




今までの人生で今が一番苦しい。
お金はない、研究も忙しい、鬱になって体調も崩した、前の会社も辞めているし、苦手な上司や人間に負けっぱなし、できない苦しい地位も名誉も実績もない。




それでもだとしても、生きていかなきゃいけないし、絶望ばかりしていられない。


結局得意な自転車に乗っていても、苦境に立たされた時の思考は人間変わらないもので。
仕事でも趣味でも場面が違うだけで、個人は当人は変わらない。
いつまでも自分がどうするかだけなんだ。



じゃあなぜできないのか?
結局ここでリタイヤしていたら、今までとなんにも変わらない。
出来ないときから全く成長できていないんだ。



何が足りないのか?
それは自信だった。



結局、その瞬間の苦しみから逃げることのみを考えるのは人間の本能なので仕方ない。
しかし、安易にその思考に従って生きるだけで自分は何になれるだろうか。



やりたいことの中の苦しいこと、必死に耐えるには今の自分自身の持てる最大限の力を振り絞って必ずできると信じ込むことがたりないんじゃないかと直感した。



最近はそんな暑苦しさとか根性論みたいな敬遠されがちなのだけれど、自分はとっても大事だと思う。人に強要するから問題なだけで、自分で勝手にやる分にはいいんじゃない。


要は根性だ。あひるさんチームも言ってますし。


そんなことを思っていたら旧料金所まで到着した。


休憩をとると遅くなるし、寒さで体力が低下してしまうことは自分にとっても全体にとってもマイナスだと考え
「先に山頂まで行きます」と伝え先に出た。




そこからはもう足のことなんてどうでもよかったというか、脚は回るが確実に体力が落ちていった。
でも、回す。それでも踏む。絶対できる、絶対やれる。
踏んでればつくんです。13km上り切ったらもうそれで終わりなんです。上りさえすれば勝てるんです。
心の中のみぽりんも言ってますし。



それから自分で「絶対できる、絶対やれる」と永遠しゃべりながら上った。
もうそれしかできない。それが自分の原動力。いままで持ち得ていなかった絶望の中でも最後に残った自分自身を最後まで信じる気持ち。


この経験を一生忘れないだろう。



今後の人生のどんな局面でも、この気持ちは死ぬまで忘れない。



自信が煌々と胸の奥底から湧き出て、清流のようでいて止水、全身が精神、精神が肉体とと一体になり、精神という不可視の存在が肉体を使役し駆動させる非実在が実在を超越した瞬間だった。
Gガンでいう明鏡止水モードとでもいうだろうか。



時計を見ながらおよそ1時間半耐えれば終えられる10km/hで走行していたが、8km地点で待ち構えていたサポカのあたりでものすごくフラフラしてきた。呼吸も浅くしかできず前を見上げることが出来ない。



一瞬休憩をしようと腰を下ろしたが最期だった。


完全不随の肉体となっていた。



全身の震えや悪寒がとめどなく襲う。
これが能力値を超えた限界。
あぁ、生きてる。



サポカで暖を取っているときに自分の体が冷え切っていることに初めて気が付いた。
そしてウェアが湿って寒くなっていることにも気が付いた。いわゆる汗冷えである。


その後はゴール地点の道の駅すばしりまで乗り、フェニックスの尾を使いライフが1だけもどった。



車中悔しいと思ったが、これがある意味本当のオールアウトなので出来てよかった。
それに自分の心と体を変えることが出来たのが何よりも嬉しかった。
DNFだがそこまでの道のりが消えるわけではなく210km6300upしたことは紛れもない事実。



それだけメンバーやサポカの支えがあって走れたことは素直に嬉しいし、自分以外のメンバーは事故やケガもなく完走できたのは本当に嬉しかった。



自分の自転車人生の中で初めてDNFを経験した。
干からびも王滝も沖縄も足切りはないし、そういうレースやイベントにしか出ていなかったことことももちろんあるが、初めての完走できない経験となった。
最近は失敗することにポジティブになったので、以前のように気分が落ち込むことがほとんどなくなった。
逆にこれでうまくいかなかった点を次の何かに生かそうと思えるだけでめっけもんや。
研究者の考え方です。はい。



⑥まとめ
チーム大切
死ぬほどとはこういうことだということがわかったので良しとする。
一日に6~7000アップが限界。
スパロボでいう精神コマンド「自信」と「不屈」を覚えた。


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