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自転車クソブログ

東京オリンピック2020男子ロードレース観戦記

カラパスのご機嫌な表情と目の前でポガチャルとワウトのガチスプリント見れたのは超興奮した。


人生でおそらくそう何度もないかけがいのない経験ができたことは非常にうれしいものでした。
新型コロナウイルス感染拡大が懸念されている中、リスクを負って外出したことはある面から非難されるかもしれない。
しかし、徹底した感染予防策を取ることで私自身が結果的に発症しなかったことを鑑みるに、限定的な条件で感染予防を徹底すれば会場観戦は可能である証明にもなったのを実感したのでその点も共有したいと思う。


【前日までの心境や行動】
さんざん悩みましたっていう話です。


オリンピック男子ロードレース富士スピードウェイ(FSW)会場観戦チケットに二枚応募していた妻が当選したので、私と妻の二人で観戦できることになった。
その後一年の開催延期が発表されたが、特にキャンセル等は考えていなかった。
単純に手続きがめんどくさいなぁと思っていたし、結婚式や新しい職場というのもあって気を回す余裕がなかったという。


東京オリンピック開始直前までどのような対応になるのか不明だったので、何もしなければ観戦できるのではないかと考えて、敢えてキャンセルやチケットの譲渡など結局しなかった。


当時はデルタ株の拡大初期であり都内の感染拡大が起きていた。
なので、都内の会場については無観客試合が決定されていました。なので、スタート地点の東京都武蔵野の森公園のチケットは無効で払い戻しが決定していました。


一方でFSWのある静岡県は緊急事態宣言は出ておらず、有観客開催が可能と判断されていました。
観客の間引き(再抽選)がありましたが、それも無事にパスしたのでチケットを発券することが可能となっていた。


私と妻は家族で同居しており、一回目のワクチン接種を終えていました。副作用も重くなく腕が痛いなぐらいでした。
緊急事態宣言は県外移動には可能な限り感染予防策をとることが記載されているため、それに従い感染予防策をよく調べて実践していました。
また個人の移動には感染拡大の原因ではなく、移動先での会食や密な状態での不特定多数との濃厚接触が原因であることが知られていたため、そういった行為がないようにすれば問題ないと考えていました。


同時に熱中症対策も考えなければならなかったので、持ち込み可能物の確認をしました。
日傘はOKで傘はダメとか、飲み物は水筒一つで容量の指定や荷物検査で飲み物を一口飲むことがありました。


色々と考えましたが、会場の状態をみて判断しようと思い行くことにしました。
富士スピードウェイは過去に何度も行ったことがあり、施設規模やアクセスなども熟知していたので会場に行ってから考えててもいいと判断しました。



【前日】
大会会場は富士スピードウェイでしたが、マイカーでの乗り入れは不可でありいくつかの駐車場に駐車しその後大会の用意したバスで移動することになっていました。
その予約も必要であり、私は一番離れたトヨタ工場の駐車場になりました。


当日は移動もあるため早く移動する必要があったので、御殿場市内のホテルに宿泊しました。
開会式でモンハンが流れたときは激アツだったのでは覚えている。
TLのハンターたちも大盛り上がりで何はともあれ盛り上がるもんなんだなと思った。


男子ロードレースは開会式の次の日だったので、期間中ではかなり早い日程であった。
選手たちはツールドフランスを走った猛者たちが数多く参加していたことから、みんな移動して練習して本番走るまで一週間はなかったと思う。
移動日が一日あるので、それも踏まえると本当に夢のようなパンピーサイクリストでもわかるほど奇跡のような日程だった。


【当日】
スタートは東京都武蔵野の森11時でありその模様は駐車場へ移動してライブで見ていた。


しっかり沿道観戦しているしマスクはしているにしても密だよなと思った。
先が思いやられるがまぁ仕方ないね、こうなることは予想できた。




何はともあれ日本の景色をいつもJsportsでしか見ないカメラワークで本場のカメラや空撮で見れてものすごく興奮した。面白すぎワロタので日本でも毎年やってくれ。


こちらは会場に移動するためバスに乗り込んだ。
窓を開けて換気しており、誰一人としてしゃべらなかったのでこの分なら問題ないと思い問題なく移動できた。
バスの乗車率はほぼ100%でしたが、マナーがよかったのでいい感じ。


会場に到着したらいつもの消毒と体温測定をしてから荷物検査。
今回の荷物検査は空港と同じく金属探知機とX線検査だった。あとから国際大会やサッカーとかもそうだねと言われてなるほどな―と思った。
検査場はソーシャルディスタンスを保てるほど広かったが、人はお構いなしに詰めてくる。
こういうところでも無駄に発声しないように心がけていた。
注意書きにもあったが自前の椅子や机などは持ち込み禁止だった。一部の家族が困惑していたが、それはバスに乗る際に注意してあげればよかったのみとも感じた。



会場にはバス以外に自転車で来た人も入れるようになっていた。
物好きがいるもんだと思ったが、ちゃんとバイクラックが用意されているあたりウェルカムなんだと感じた。パンフレットに書いてあったか覚えていないが…




観戦会場はホームストレートで場外側であり、ゴール付近がA席、それ以外の両サイドがB席であった。
私たちはB席であり、座席指定はない為ポイントを確認に移動した。


場内の人は混雑はしておらず休日のショッピングモールよりも少ない程度だった。
この分なら問題ないと判断して人気の少ないエリアかつ、撮影や観戦に適した場所を選んだ。
この日は非常に日差しが強く最高気温は30℃以上で、直射日光がさす観戦エリアが12時ごろは多くコース近くの席はその為ガラガラだった。


そこに陣取り廉価版アイスノンで首元を冷やしたり5~10分おきに水分補給をするというこちらもアスリート張りの対応でしのいだ。
氷ガン入れしたキラッCHUだッチュ♡



会場には食事の販売があり食料に困ることはなかった。事前に知らされていた会場マップには明記されていなかったので、一応食べきれる分の軽食と補給は持参していて持ち込みも可能だった。なおオリンピックプライス()



会場ではスクリーンにライブストリーミングされていたのと、サッシャと今中大介と海外のおっさんが実況と解説をしていた。
なんだけどスピーカー設置位置の問題か何を言っているのか聞き取るのが難しい場所があり状況をつぶさに知るには手元の携帯で視聴するのが一番だった。





わざわざ電波中継ヘリを輸送して使用するほどですし、障害がなかったのでいい働きをしてくれました。
ただ、毎回ブラウザの展開で広告が流れてくるのがストレスフルだった。youtubeじゃないんだからやめてくれ。


そうこうしているうちに集団がレース会場に入ってきた。ロードレースの集団を生で見れるのは非常に興奮した。沿道では一瞬だがFSWでは何度も見られるしゴールの瞬間、歴史的瞬間を直接目で見れるのがいいところだ。


そのご会場のアナウンスで4:30ごろからゴール手前のエリアに希望者を連れていきますので希望の方は整列してくださいとアナウンスがあった。


まだ時間があるからいいかと思っていたが、すでに列が形成され始めていたので急いで整列した。
たまたま整列付近にいたためかなり前方に並ぶことができた。
この時はマスクをしていたがそれなりに屋外であったが密で話している人もいたので怪しいなと感じた。スタッフが注意してくれればいいかなと思った。



その後しばらくして、ゴール付近に移動して16:40にゴール100m前で待機した。
ぎゅうぎゅうではないが二列になるくらいには人がいた。感染するならここかなとも思った。なるべく手で目や鼻を触らない、幅を取るように足田を置いておくなど気を付けた。
また、このエリアで実況が聞こえにくくてモヤモヤした。





カラパスともう一人が逃げていること、逃げとの差、後方集団の三国峠のしばき合いなど非ジョイに見どころが多くそれを会場にいるにもかかわらずプロの実況解説が聞けないのはJsports以下に劣ると感じた。


なのでずっと携帯にかじりついて英語の実況を聞きながらなんとかフォローしていた。
ある時はパンイチの男が出てきて、しみじみしましたし、下りの速度が70km/hを超えているなど驚きと興奮を滾らせながらゴールを待ち構えていた。




最終周でカラパスが見えたときはずっと祈りながら追走組のタイム差を数えていた。
何度も自分が走ったことのあるコースであるFSWは並々ならぬ思い入れがある。
18の時にフルサスでエンデューロ、ママチャリGPでの死闘、ロードレースで入賞したり。
そんな記憶とカラパスの五輪金メダルがかかった状況になんだか自分まで極度の緊張に陥て終い、大量の冷や汗とかきトイレに行きたくなるくらいナーバスになったことを覚えている。


最後のゴールの瞬間にカラパスの安堵した表情と無事にゴールした瞬間をみて、ホッとして次の銀銅の争いに備えることができた。


それから約一分ほどで例のワウトとポガチャルのスプリント勝負になった。



目の前を全力の二人が駆け抜けていったのは二度と見ることはない瞬間のできことだろうし、あまりの気迫に心が揺さぶられこちらも大興奮した。



その後集団がゴールし、日本代表の選手がそれぞれゴールした時には会場から歓声(拍手)がドッと湧いた。


やがて、表彰式となり表彰台に上がる三人の勇姿を50m付近で見ることができた。
ゴール後は退場したい人から出ることが出来たが、退場を促されなかったためずっと居座ることで近くで見ることが出来た。


この近距離なら実質同じ空気を吸っていることになるので、オリンピアンのパワーがわが身に宿った(暴論)
かといって早く走れるようになるわけではないがw

しれっと写っていた




こうして暑い夏の長い一日がが終わり、帰路に就くことにした。




しかし、ここからも長かったのである。


行きと同じようにバスに乗って駐車場に行くのだが、これがなかなか来なかった。
表彰式を終えた後のため人が少ないと思ったのだが、駐車場に向かう人が思ったよりも位多くかなり残っていた。バスを見送ること数回ののちに1時間半程度経ってからやっと移動することが出来た。


結局その日の宿に移動し10時近くにホテルへ到着した。
もしこれが日帰りだったらと思うと家に帰れる自信がないほど、疲労困憊の体になっており速やかに床に就いていた。



【感想】
何はともあれ無事に観戦できてよかった。
こういうところが危ないのかなというところでは自衛したり、防ぎきれないことはなかったので今回の観戦は問題なかったと思った。


もし数日経過後の会場から陽性者が発生し、感染経路がこれだと明言されれば連絡がくると思いますがそういったものはなかった。
なので、クラスター発生はしてないのではなかと考えています。
人為的な情報操作があれば話は別ですが。


観客は初めのうちは日陰に集まっていたのですが、徐々に席に通ことが出来るようになりまばらになっていた。
声援ではなく拍手で応援するようにしていたので、飛沫はほとんど飛んでいなかったのではないかと思う。
もちろんその後は妻以外の人と接触することなく過ごし帰宅したことで、感染を防ぎ二週間観察して発症しなかった。



話は変わるが、梶浦由紀さんのコンサートで「思ったことや感想は一人ひとり違うものでありそれは自分の中で大切にとっておくものだ。」という話は聞いた。
大人になり様々な経験をして皆一様に受け取る感想や気持ちは異なることが分かった。そして自分の気持ちは完全に共有されないしそれをあまり気にしなくてもよく、自分の中で持っているだけでいいというようなことだと自分は思った。


今回のオリンピックの経験や自分が感じたことはあんまり多くは語らない。
ブログとしてなんか魅力に欠けてしまうかもしれないけれど、まぁそれはそれでいいかなということで勘弁してください。




PS.会場にいた水かける人たちはなんだったんですかね?

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