SoilSearchingが神イベントだった件について(1/2)
*書ききれないので前編と後編に分けます
★神イベント行ってきた★
今回参加したイベントはこちら
簡単に言うと
「一泊二日の盛りだくさんトレイル合宿with プロビルダー&プロバイカー」
【主催】
南アルプス市、スペシャライズド
【フィールド】
南アルプス市櫛形山周辺(南アルプスマウンテンバイク愛好会管理)
【ポイント】
・トレイルハンターのマットハンターも参加
・プロトレイルビルダーを交えてのトレイル作り
・雄大な南アルプスのトレイルを存分に楽しめる
・日本の今後のトレイルを考える「トレイルビルダーズサミット」←アツイ
【経緯】
マウンテンバイクにのめり込むようにになったきっかけが、マットハンターの動画だった。
そんな憧れの人と話したり、見たりする機会があるなら行きたい!
もう一つ、トレイルはどのように作られ管理されているのか興味があった。
特定の組織に属していなかった自分は
「どのようにすればもっとマウンテンバイクを気軽に楽しめるようになるか?」という疑問があったので参加を決めた。
【スケジュール】
11/23(土)
10:00 – 11:30 マット・ハンター トークショー / スキル講座
12:00 – 16:00 Dig + 作ったトレイルで楽しむ(昼食込み)
11/23(日)
10:00 - 15:00 ライド(ほうとうの昼食込み)
※トランポあり
16:30 - 19:30 トレイルビルダーズサミット (エコパ伊奈ヶ湖)
19:30 - 20:30 懇親会
(この記事は土曜日のみ)
【トークショー】
オーガナイザーの南アルプスマウンテンバイク愛好会の弭間さん、マットハンター、プロトレイルビルダ―のファニーの三人。
それぞれトレイルビルドやライドなど自身の活動についての紹介から始まり、トレイルに関する予備知識や今までの取り組みなどについてトークが繰り広げられた。
英語で話していたが通訳してくださっていたので、なじみのない方でも理解することができていた様子だった。
印象的だったのが、トレイルに普通の人が携わるにはどうすればよいのかという質問に対して、どんなことでもトレイル維持になるということに驚いた。
トレイルを走ることや一緒に走る人を連れてきたり教えたり、時間のある人は整備や組織に属して活動することも、政府に手紙(要望書)を出すこともトレイルには欠かせない。
(確かこのようなニュアンスだった)
整備して作るだけではなく、その人気を支えることや声に出すことが非常に大切なことなんだと認識できた。
今までにいろんな方々にお世話になったり自分が連れて行ったりすることが、結果的にプラスに働いていたと思えたことが良かった。
政府へのアプローチやIMBA(国際マウンテンバイク協会)の存在と関りなど海外の事例や日本の特徴なども話してくれたので、今までにない知見を得ることができたのも良かった。
弭間さんの話では、「県有林の山道(トレイル)の一部を巡視という位置づけとしてマウンテンバイクで走行可能」と行政に認可されたとのことだった。
声を上げて活動し続けた賜物であり、今後このような事例が増えていく良いきっかけであろう。そしてイベントの主催に南アルプス市という行政が関係していることが非常に重要であるようだ。
このイベントではトレイル作りのハウツーというよりも、トレイルを使えるようになるまでの道のりやその苦労や悩みについて教えて下さったり、体験することができたことが非常に有意義だった。
無知な私でもトレイルができるまでを知ることができたのは、いいプログラムだと思った。
海外チーム!とても元気で面白かった!
【ディグ(トレイル作り)】
エコパ伊奈ヶ湖の駐車場までトランポで連れてきてもらい、適当に班分けしてトレイルを作るエリアまで移動した。
参加者は100名以上!
マウンテンバイカーがこんなに集まるとは!
今まで見たことない用具たちであり、ディグの必需品。
ディグエリアに到着
…
かなり広いな…というのが第一印象。
しかも3時間でみんなが走れるようにするというのだから面を食らったw
約10グループがゾーン分けされた区間をそれぞれ担当するということだったが、しっかり腐葉土が堆積していて更に枝や土を除くのは急がねば。
始めの状態↓
もちろん自分は未経験だったが、リーダーや運営が丁寧にレクチャーしてくださったので安心してディグに取り組めた。
普段使わない筋肉を使ったので非常に疲れたw
高校の時に畑仕事していた時が懐かしく、今はトレイルを作ってると思うと人生捨てたもんじゃないなとしみじみ。
実は作り方のお作法があり、排水に配慮して斜めに作ったり、うねりを入れたりと素人目でやるには難しいと感じた。
そのあたりも教えてくださったので、相談して指示受けてやる流れがスムーズでやりやすかった。
周りの木は林業の方々の大事な資産なので、傷つけないように工夫をするという。
ディグ後↓
また、今回は普段からトレイルビルドに携わっている方々が多く参加していたため、相談しやすく助けいながら活動できた。
Dig1の皆さん、ありがとうございました!
途中で一度走ってみて担当エリアの修正点などを考えて、フィードバックして修正を繰り返す。
自分たちが作ったトレイルをマットハンターが目の前で走る。熱盛。
プロも走る。アジア勢のノリも大変良い。楽しい。
振り返ってみると100人以上が懸命にディグしている様子がみえた。
感動した。
この日に全国から集まったマウンテンバイカーが力を合わせていると思うと、頼もしく思えてならなかった。
ちゃんとトレイルになった!!!!
【ライド】
15時にディグが無事に全エリア終わり、本日もあとは下るのみとなった。
先ほどのディグ班ごとに下っていく。
南アルプスマウンテンバイク愛好会が管理している区間を走らせてもらうことができた。
リーダーが参加者の技量に合わせていたので、無理なく楽しく下ることができて安心した。
ガレ場がなく、木の間を縫うようにはしることもあれば、ハーフパイプ状のトレイルを走ることもあり最高だった。表情豊か。
押し歩き区間やトレイルが林道に合流するなど教えて下さり、そういうことも頭に入っているなんてすごいと感心していた。
紅葉がきれいでその中を走れるなんてもう幸せ。
一本約30分くらいかけて下ったので、とても長く感じた。乗車区間がほとんどなので初心者でもゆっくり下って楽しめるといった印象。
下り終えると集合地点のほたるみ館の近くに出るので、撤収が非常に楽だったのもよかった。
16時ごろに到着し、そこから適宜解散する流れとなった。
夜にはその日とった動画の上映会があったようで、そちらも大盛況だったようだ。
自分は甲府市にあるアウトドアショップELK(エルク)で焼きマシュマロ食べてしゃべってたら日が暮れてましたとさ。
次回はこんないよいよライド4本と濃厚なトレイルビルダーズサミットの予定。
お楽しみに!