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千葉県台風被害へのボランティアを検討されている方へ

本記事に災害情報はあまり記載されていませんのでご注意ください。


2019/9/9に起きた千葉県における台風災害が深刻であり、ライフラインが機能していない状況が続いています。


そういった状況の中、県外からボランティア活動をしようとしている、ボランティア経験の少ない方に向けて書いています。


私は大島の台風災害や東北地方大震災で仙台へのボランティアへ参加したことがある程度の新米のぺーぺーです。


しかし、皆さんに知っておいてもらいたいことがあるので書きます。
私見を含みますがご了承ください。





ちょっとまってください、本当に助けになれますか?

災害発生から二日が経ち、被災者の方々は大変な状況のなか懸命に生活しています。


そういった方々の役に立ちたいと思うことは、大変すばらしいとおもいます。



しかし、いったん落ち着いてください。


ボランティアは余裕のある人が行きましょう。


自己完結して生活ができますか?
電波はない、水はない、食料はない、ガソリンはない、電気もない、酷暑、寝床なし


そういった場所であなたは一人で安全に生活できますか?


ミイラ取りがミイラになるようなことが容易に起きるのが、被災地域でのボランティアです。



では、現状で出来ることは何でしょうか?
現地へボランティアに行くことを前提に述べます。
そうでなくても支援は出来ますので、本項目の2と5をご参照ください。


1. ボランティア保険に加入しよう

 被災地では何が起きるかわかりません。
急な河川の氾濫や地盤沈下や地震、ボランティア活動中の家屋倒壊や火災など災害発生後にもそういったリスクは伴います。


そういった際に保険に加入しておけば、万が一負傷した場合でも手当てがでるので必ず事前に加入しておきましょう。



加入は市役所で可能ですし、1000円未満と掛け捨てで手早く可能なので必ず入りましょう。
場所によっては加入していないと、活動に参加できないのでお気を付けください。



2. ボランティア受け入れ場所の情報収集


 これは実際に現地に行くことを想定していますが、ボランティアをする際には受け入れ場所となる団体があります。


この団体が寝泊まりの場所や駐車場などを提供or指示してくれるので、団体のルールに従いましょう。


行政では社会福祉協議会が主導になることがあります。
市役所に相談センターがありますので、そちらに連絡を取るのも良いでしょう。


他にもNPOや福祉団体がありますので、自分に合ったところへメールか電話で相談しましょう。
初めは緊張するかもしれませんが、受け入れる側は嬉しい気持ちになるので気兼ねなく相談や連絡してみましょう。



3. ソロキャンプの準備


衣食を自己完結するのがボランティアの基本です。
それはソロキャンプも同じです。


しかし、ボランティア向きにもっていくといいなと思うものが多々あるのでそれらを入れましょう。


日用品に加え、防水長靴、軍手、タオル、マスク、除菌ティッシュは必要です。
歯ブラシやシャンプー石鹸も持っていきましょう。


食料については自分で賄える分は最低限持っていきましょう。
パスタや缶詰、常温保存できるものがいいですね。
水は場合によりますが、500mlを2、3本分あると安心です。


行くタイミングにもよりますが、自己判断で困らないようにしましょう。
それもボランティアの心得です。


こちらを参考にするとよいでしょう。
作業時の服装も持参。長袖長ズボンが基本です。貴重品ポーチや名札もあるといいですね。


4.移動手段の確保と災害情報の収集


手筈や段取りの段階かもしれませんが、現地に行かなければどうしようもありません。
電車やバスが機能しているか、団体で車で行くかなどあらかじめ決めておきましょう。


しかし、無理のない範囲で行うことです。


もしかしたら、状況は変わっていない、あるいは悪化している可能性も考えられます。
潔くキャンセルして日を改めることも、全然かまいません。
出来る人がやれるならばいいのです。


離れていても天気や災害情報を収集するだけでも、今後の役に立ちます。
ボランティア団体に現地状況を確認したり、物資の支援を準備することもできます。


5. 経済的な支援 (募金など)


手っ取り早く支援できる方法が募金です。コンビニでも構いません。
街頭募金でも何円入れたかとか気にしてません。


多く入れてもらったらありがたいですが、そもそも募金をしてくれる人を増やすほうがよっぽど効率がいいので、1円から募金することも立派なボランティアです。


あとは、生活が安定してきたら現地に行って経済回すのも非常に効果的です。
やはりインカムがないと大変ですからね。



まとめ


いかがでしたでしょうか。
意外と事前にやることたくさんありますよね?
そう思った方は一度頭を冷やして、着実な準備をはじめるのはいかがでしょうか。


参加団体を決めて連絡を取り、ボランティア保険に加入して、必要なものは自分ですべてそろえる。


後は行ってしまえば周りに教えてくれる人が必ずいますので、現場のルールに従って相談しながら進めれば大丈夫です。


現状、待ちの判断をしている私ですが一刻も早く行きたい気持ちもあります。
私の経験が浅く状況も不透明な中、一個人としてできることはあまりにも少なくリスクが高すぎると判断しています。


こういう考えを持つ人が少しでも増えればいいなと思い、拙い文章ですが執筆しました。


それでも現地へ向かいリスクを承知で活動している方々は素晴らしいと思いますし、今は行政や自衛隊主導で動いたほうがいいと判断しています。


最後になりますが、被災した地域の方々の一日でも早く日常を取り戻せますように祈っております。



終わり

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